企画背景として、平成20年、24年から施行される新学習指導要領の中で、小学生、中学生の理科指導の大きなテーマに「生きる力」という題目がある。その目標には「自然に親しみ、見通しを持って観察、実験などを行い、〜自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り、科学的な見方や考え方を養う」と記されている。また、小学校6年生の単元では「生物と環境」がありそこでは、「映像や図書資料などを活用しながら興味・関心を持たせ、生物が周囲の環境の影響を受けたり、関わり合ったりして生きているということをとらえるようにする」とその目的が記されている。
本書では、「海辺」という環境に親しみを持ってもらい、その中でも特徴のある浅瀬やゴロタ岩やタイドプール等を紹介しつつ、そこに暮らす生き物の生態の観察の写真と解説を通して、環境と生命を意識してもらえるようにする。
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