「小さな」言葉の窓からは、広い世界が見渡せる。世にも珍しい、少数言語の単語帳。
世界で話されていることばは、およそ7000もある。しかしいま世界では、科学技術の発展とともに、数少ない人が限られた地域で用いている「小さな」ことばが次々に消えていってしまっている。本書は、世界の50の少数言語の中から、各言語の研究者たちが思い思いの視点で選んだ「そのことばらしい」単語に文と絵を添えて紹介した、世にも珍しい少数言語の単語帳。耳慣れないことばの数々から、「小さな」言葉を話す人々の暮らしに思いを馳せてみてください。
同じシリーズの『翻訳できない世界のことば』や『誰も知らない世界のことわざ』がとても素敵だったので、こちらも読みたくなりました。
こちらは、話す人が少なくなったために、なくなりそうな言葉を世界中からセレクト。
知らないことばばかりでしたが、素敵なイラストと共にじっくりと味わいました。
読み進めていくと、どんどん話す人が少なくなったことばになっていきます。アイヌ語などは、本当に、もう何人も話なくなっているんですね。なんとも切ない気持ちになりました。
言葉は大切にしないといけないなと思わせてくれる本でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子12歳、男の子10歳)
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