新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

  • かわいい
  • 学べる
新刊
はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

  • 笑える
  • びっくり
ピアノは知っている

ピアノは知っている

作: 毛利恒之
絵: 山本 静護
出版社: 自由国民社

税込価格: ¥1,760

「ピアノは知っている」は現在購入できません

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • Amazon Pay

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

作品情報

発行日: 2004年08月
ISBN: 9784426891114

A4 判 / 40 ページ

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

続きを読む

ベストレビュー

やりきれない悲しみとつらさとせつなさと

小説『月光の夏』に感動しました。映画『月光の夏』には涙が止まりませんでした、そしてこの絵本にはその時に感じた悲しみ、戦争体験者のやりきれなさ、生き残った者としてのつらさ、戦争の傷を忘れようとして生きるせつなさが凝縮されていました。
これは、原作者の毛利恒之さんの思いの結晶だからに他ならないでしょう。

音楽学校の学生が、特攻隊員として出撃する直前に学校のピアノで弾いたベートーヴェンの「月光」。
これから死にに行く若者が引いたピアノ曲への思いは、絵本を見ていても調べが伝わってきます。
小学校の先生が、ドイツ製のピアノ「フレッペル」に忘れなられない記憶が、ピアノの捨てられると知った時に、伝えなければいけないこととして蘇ります。
先生の話が感動を呼び、ピアノは保存されることになりました。

もう一つ巻き起こったのが、その特攻隊員探し。
美談がでっち上げのように思われ、社会の目が冷淡に変って行く様も感じます。
そして、事実を掘り起こしていくと、特攻隊員の死と生き残った者の悲しみが浮かび上がってきます。
生き残った者は、逃げ戻った者として社会の冷たさを足かせのようにして生きていかねばならなかった。
理不尽な理由であっても、社会を敵に回した時の厳しさは過去の話ではありません。
生死を分けた親友の妹と結婚して、過去を封印して生きた45年。
先生との再会、懐古は氷が解けていくような自分解放に感じました。

事実と知ると、多分冷静に読むことのできない絵本です。
しかし、この絵本は戦争の悲惨を忘れないためにも、この本の発信している多くの問題について、自分を振り返るためにも残さなければならない絵本だと思います。
(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

1,430円
1,602円
1,540円
2,860円
1,760円

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

1,980円
990円
5,500円
825円

出版社おすすめ




えほん新定番 from 好書好日さこももみさん

ピアノは知っている

みんなの声(1人)

絵本の評価(4

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット

閉じる

入荷リクエスト
ありがとうございます

入荷のお知らせが欲しい方はこちら