主人公の少年、風太は、他の子と少し違っていました。学校にはなじめませんでしたが、両親は
風太に麦踏みの仕事を教え、それが大のお気に入りとなりました。子供たちは風太をばかにしていましたが、
そんなことは気に止めず、風太はいつも楽しげでした。
そんな時、大地震により発電所から放射能が漏れ、風太たちは故郷に住むことができなくなってしまいました。
村人は村を捨てることを余儀なくさせられました。しかし、風太は防護服を着て、村に入ります。
菜の花の種をまくために。
何年も何年もひたすら風太は種をまき続けます…そして…。
この作品は、自然と人間の豊かな関係を取り戻すために「未来に向かって、今、私たちができることは何だろうか?」と考えさせる絵本です。この作品を通じて自分の中の「風太」を感じてみてください。
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