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オーストラリアのアボリジナル(アボリジニ)の人々に語り継がれてきた物語で、むかし、すべての鳥の羽は真っ黒だった。ケガをした鳩を、仲良しの鳥たちが励ましていると、鳩の傷口から噴き出た液体が鳥たちにかかり、現在の色とりどりの羽の色になったが、そこにいなかった意地悪なカラスの羽は今も黒いまま、というお話。
鳥が様々な色をしているのに、カラスはどうして黒いのか、他にもいくつか昔話を読んだように思います。
どのお話もカラスは良い役回りではないようです。
一方で鳥たちが色を得た方法にはバリエーションがあります。
それにしても、ハトの膿んだ足から7色の飛沫が飛び出したという発想は、独特な感じがしました。
オーストラリアでも先住民族アボリジニの独特な民族性を感じさせられるお話です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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