世界中の子ども達が大好きなデビッド・A・カーターさんのしかけ絵本。
中でもユーモアたっぷりでかわいい作品が数多く登場するのが、虫を題材とした「むしむし」シリーズです。
この絵本は、カーターさんお馴染みの「むしむし」と「家を建てること」としかけが合体しちゃったクイズ、さあどうなる?
もちろん、ただの虫をあてるクイズじゃありませんよ。
家の設計から始まって、実際に完成するまでのそれぞれのステージで、
大活躍するユニークな働き虫たちが登場するんです!
「子ども達が楽しめる見たこともない家を建てたい。」
虫さん一家の依頼を受けて、月曜の早朝から大忙しなのは、一体どんな虫?
描きかけの図面が気になる仕事場のページをめくってみると、
何枚もの綿密な家の設計図を確認中の「エンジニアむし」と「せっけいむし」の登場です!
一番良い形を考える、別名「けいかくプランむし」の彼らに任せれば、大丈夫。きっと素晴らしいお家ができるはず。
さてさて、火曜日。
「けいかくプランむし」の設計図にそって、穴を掘ったり、地面を平らにする虫ってどんな虫?
立ち入り禁止の赤い壁をこっそりめくってみると、
いる、いる、いろんな虫が働いてます!
力持ちの「ディガーむし」がどんどん地面を掘ってる横で、「げんばかんとくむし」が指示をだしてます。
こんな具合に、一週間ちょっとずついろんな虫たちが効率よく健気にお家を建てていく様子がわかるんです。
最終日の日曜日には、引越しの荷物も無事到着して、素敵なマイホームの完成です!
ありそうでなかったこの組み合わせ!
実際の家を建てる時に使う言葉が虫の名前になってでてくるのも面白いのです。
広げても両手の平でおさまる小さな楽しいしかけ絵本。一体どんな働き虫に会えるかな。
(絵本ナビ編集部)
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