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山をけずってできたその街は、石垣と石段ばかりで緑がありません。その街にやってきた一人のおじいさんが、花を植えはじめました。
子どもがいないおじいさんが、奥さんと死別して、仕事を辞めた後引っ越してきた石でできた町。
生き甲斐がなく寂しいおじいさんがみつけたライフワークが花の種を植えることです。
おじいさんがなくなった後も、おじいさんが植えた花はたねをつくり町を花で飾ります。家族のいないおじいさんだけど、花をみるたび町の人々が思い出してくれる光景を思い浮かべると、嬉しいような寂しいようななんともいえない気持ちになりました。 (ねこよんよんさん 40代・ママ 男の子7歳、女の子1歳)
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