病気の妹が大切に飼っているハムスターを、たくやは逃がしてしまう。 「おたすけ妖怪ねこまんさ」にたのんで捜してもらおうとするが、 「おまえはひきょうものだ」と、ねこまんさはたくやをネコに変身させてしまった!
ちょっと不思議でこわい噂、子どもたちに語り継がれている伝説…。 そこには「ほんとう」が隠れているかもしれません。妖怪も助け合えば楽しいこともたくさんある… 作者のそんな思いが伝わります。読書の苦手な子どもたちも楽しめる物語です。(文研出版HP「編集者からのおすすめ」より)
我が家ではハムスターを飼っているので、
主人公の妹がハムスターを飼っている。という件を立ち読みして、
つい図書館で借りてきてしまいました。
ねこの妖怪の「ねこまんさ」というネーミングも、なかなかユニークで笑えました。
字が大きく読みやすいのも、暑い夏休みでもスーと読めてしまうかな?って言う下心もありました。
(なにせ、夏休みの間の子どもの学年の目標読書が5冊なので)
想像通り、軽いタッチの物語で、楽しくさらりと読めました。
ただ一つ、気になったのは、もう少し前なら、こういう大きさの字で、こういう内容の物語は「絵童話」という種類で、幼稚園の年長さんくらいから小学校低学年の、これから本格的な読み物を始める準備、みたいな種類に分類されていたかと思います。
ところが、この作品は最初から「小学校中学年向き」に指定されていました!
子どもたちの本離れ、「読み物」というわれる本格的作品への低年齢化が顕著になってきたんだな〜と、作品の内容とは別のところで、びっくりしてしまいました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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