木にまつわる物語・絵本を描きつづける作家いせひでこ。木と人とのまじわりを描いた珠玉の12編。木が放つ、いのちの輝きへの賛歌。
12の、木をめぐるお話。
3.11に流されたクロマツの木。
五月に咲く函館のさくら。
何もしないための仕事机となったケヤキ。
などなど。
どれも心に染みる、穏やかで美しい物語です。
いせひでこさんの作品と、ゆるやかにつながっているところも素敵だなと思いました。
「手に入らないものって、なんだかとっても大事なものに思えるね」
ヤドリギをめぐるクマの親子の会話が印象的でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子14歳、男の子11歳)
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