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罪人も敵も、すべての人を愛せよ、とキリストは説きました。神の教えを人びとに説き、自らは苦難の道を歩んだ、キリストの生涯。
この本を読ませて頂いて、とても感動しました。これはあらためてキリストについて考えさせてくれるからです。私はクリスチャンではありません。けれども聖書を読んで、毎日、自宅の十字架に祈りを捧げています。私はこの本を読みながら、やはりキリストとは何者かについて考えました。まずイエス・キリストについて言えることはイエス・キリストが歴史的人物だったことを疑う人はほとんどいないということです。けれどもイエスは何者かと考える時、結論から言えば、イエスは神であり、人であるということになります。なぜなら神でなければ救うことはできないし、人でなければ死ねないからです。けれども神であり、人であるという発想は私たちの常識をはるかに超えているということです。イエスと共に生きた弟子たちの証言を信じたとしても、やはり神が人になったというところがなかなか信じられないということです。しかし私はこれからもこの本を繰り返し読んで、またこれまでのように神に祈りを捧げると思います。イエスが何者かの壁は乗り越えられるかどうかはわかりませんが、私は心から祈りを捧げたい、それだけを思って生きているからです。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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