なっちゃんのおばあちゃんは朝からはりきっています。今夜は、ほたるを見るゆうべ。おばあちゃんが一年で一番好きな夜なのです。
鮮やかな絵の中に、ちょっとほろ苦さを感じるお話です。
バナナが高価なものだった昔を思い出すおばあちゃん。
バナナとともに思い出したキミちゃんの夢。
父親が戦争で死に、旅館で働いているお母さんは病気だというのに、おばあちゃんにバナナを一本くれたキミちゃんは、今どうしているのでしょうか。
何もかもが変わった今の時代に、孫のなっちゃんにキミちゃんを合わせ見たおばあちゃんの気持ち、少し解ります。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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