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文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(6) 地底の魔術王

文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(6) 地底の魔術王

  • 児童書
作: 江戸川 乱歩
絵: 藤田 新策
出版社: ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!

税込価格: ¥660

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のびのび読みポプラ社

作品情報

発行日: 2005年02月
ISBN: 9784591084175

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
17.5cm x 13.5cm
210ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

それは、天野勇一君の前に黄金のような髪をもった手品師があらわれたことから始まった。黒マジックを使う二十面相の挑戦!

ベストレビュー

「読者に楽しんでもらいたい!」乱歩おじさんの語り名調子

ずいぶん昔の作品なので、今、現役の子どもたちが果たしてどういう風に受け止めるのか未知数。
 しかし、レトロな雰囲気を楽しめる人にとっては、年齢を問わず、面白がって読めるエンターテインメントだと思います。

※1950年(昭和25年)1月号〜12月号 「少年」(光文社の雑誌)に「虎の牙」という題で連載された。のちに改題。
※現代の読者に親しんでもらえるように、読みやすく編集し、わかりにくい事柄や単語は欄外に説明文がついています。

 シリーズものなので、最初から読んだ方が、登場人物の背景などがわかりやすいが、適当に途中の巻から読んでも大丈夫。話が一巻ずつ読み切り作品のように完結しています。
 シリーズ物とはいえ、一つ一つが独立した作品としても楽しめます。全部を読み切るぞ!とチャレンジ精神を燃やしてもよし。1冊だけ試しに読んでみるのもよし。

 探偵ものですが、残酷な描写は控えられていて、トリックを解き明かす楽しみや、登場人物の不気味さを楽しんだり、不思議な雰囲気を味わったりして、いつの間にか読み終わってしまいます。
 あまり頭を使わなくてもよく、「わからない」トリックも、登場人物の誰かが懇切丁寧に解説してくれるので、推理小説が苦手な人(私のように!)でも安心です。

 実際にそんなことができるのか?という驚きの設定、トリックもあり、「そりゃないだろう!」というつっこみどころもあり。読者に語りかけてくる独特の語り口が、レトロな手品ショー演芸のように楽しめます。
 絵もすごい。この世界観は、ちょっと他では味わえません。どうぞご期待ください。
(渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )

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