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24歳の若さで亡くなるが『たけくらべ』『にごりえ』ほか数かずの名作をのこした女性小説家。女性の地位が低かった明治時代に女性ならではの作品を発表し、人気作家になった一葉。女流文学者の先駆者として活躍した人生をくわしく紹介します。
私はもう何年も前に樋口一葉さんのたけくらべを読んで、ひじょうに感動したことがあります。それだけにこの本は興味深く読ませて頂きました。これはとてもわかりやすく、樋口一葉さんの魅力を伝えてくれます。私はこの本を読みながら、樋口一葉さんのひたむきな生き方に魅了されました。たけくらべは精妙な心理小説で、哀愁がただよう不朽の名作だと思います。私は五千円札を見るたびに、この本を思い出さずにはいられません。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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