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7世紀につくられたストラディヴァリウスなど世界的な名器の修復をてがける著者が、震災で津波被害にあった陸前高田の流木から「震災ヴァイオリン」をつくったのは、なぜか。「人間の声にもっとも近い楽器」と呼ばれるヴァイオリンの秘密をひもときながら、木の不思議、森と人間の関係など、「いのち」のつながりを伝える感動のノンフィクション!
身内にアマチュアヴァイオリニストがいるので、思わず惹かれました。
東日本大震災で津波被害の流木から作った「震災ヴァイオリン」制作者による著書。
ヴァイオリンドクターとしても活動されている著者が語る、
ヴァイオリン制作の奥深さにビックリです。
木製だからこそ、木の命に寄り添い、丁寧に作る工程には、
たくさんの学びがあると思います。
それは環境問題でもあり、木と人間の関係でもあります。
楽器職人ならではの技術や知識に拍手したいと思いました。
著者自身の人生も、力強いです。
小学校高学年くらいから、届けたいノンフィクションだと思います。 (レイラさん 50代・ママ )
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