うえから よんでも したから よんでも まったく同じ!
そう、それが回文、さかさことば遊びです。
そのまま絵本になっちゃったら、なぜか思わず笑っちゃう場面ばかり。
だって、回文といったら・・・の石津ちひろさんと、おとぼけ雰囲気がたまらない高畠純さんの組み合わせなんです。面白くないわけがないですよね。
まずはぞうさんの登場。
「ぞう どうぞ」「ぞう くさ くうぞ」「ぞうくんは ごはん くうぞ」
すごいすごい! 回文のままぞうさんの食事は進んでいきます。
「ぞう はったら とら たつ はうぞ」
さて、こんな回文がきたらどんな場面を想像する?
なるほどと感心したり、こんなことってある!?と笑っているうちに、さるさんにバトンタッチ!!
さるさんの回文もぞうさんに負けず劣らず・・・ノーテンキです。
「さる きものも きるさ」「さるでも モデルさ」「さる バイトだと いばるさ」
一体これはどんな状況なのでしょう、さるさんはどんな表情をしている?
それはもう、読んでからの楽しみにしていてくださいね。
本文だけでは足りぬと、見返しにもぞうさんとさるさんの回文がいっぱい。
お二人の手にかかれば、いくらでも物語が出来ていってしまうのでしょうか。
さあ、みんなも負けじと頭の体操! がんばってさかさことばを作ってみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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