大人気「ぎょうれつシリーズ」の第4弾は、むしたちの行列!
「むしさんへ いいものあげるから のぼっておいで!」
そんなメッセージを見て、虫たちが列をなしています。
カ→アリ→テントウムシ→ダンゴムシ……。
ページをめくるごとに、縦にずらーりと並ぶ虫たち。
その数、50種類!
ときどき、ネコにちょっかいを出されたり……、
クモの巣に引っかかったり……、
スズメに襲われそうになったり……、
カブトムシとクワガタがケンカしたり……。
ちょっとハラハラする場面もありながら、一番上までたどり着くと、そこには、素敵なものが待っていました!
一体何が待っているのかな? それは、本を読んでのお楽しみ。
この絵本の魅力は、虫たちが「リアルすぎずに正確に描かれていること」。
描かれる虫たちは、ユーモラスで愛嬌たっぷり。
それでいて、それぞれの虫の形状における特徴がきちんと描かれているので、図鑑のような役割も果たしてくれるでしょう。
絵のすぐ横に、それぞれの虫の名前が書かれているのも嬉しいポイント。
そして、最後のページまでたどり着いたら、「あぁ、虫さんたち、ここに並んでたんだね」と、親子で確認することができます。
50種類の虫たち、知っているのはどれ? 見たことあるのは? さわったことあるのは?
それぞれどんな形をして、どんな色で、どんなことを話しているかな?
見れば見るほど奥が深く、虫が好きな子も、そうでない子も、何度も何度も楽しめる絵本です。
(洪愛舜 編集者・ライター)
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