砂利の下に卵をうめてかくすサケ、貝のなかに卵をうみつけるニッポンバラタナゴ、オヤニラミに自分の卵を守らせるムギツクなど、川でくらす魚たちは、さまざまな作戦で、次の世代の子どもたちをのこそうと奮闘しています。それは、淡水という混雑した生態系の中で、小さく弱い魚たちが長い時間をかけてつくりあげた知恵でもあります。魚たちのいちばん大切な仕事である繁殖戦略に着目し、迫力の写真で紹介する写真絵本です。
水族館等に行って、魚は見てもその卵をよくよく観察できる機会は意外となく、魚のたまごってこんなふうなんだね、と子供に読みながら興味津々でした。そして、子孫を少しでも多く残すために、魚たちも生きる環境に適した形で作戦を決行しているだなと命の勉強をさせてもらいました。 (ままmamaママさん 40代・ママ 女の子11歳、女の子7歳、男の子5歳、女の子2歳)
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