おじいちゃんが死んだ。おじいちゃんの部屋はそのままなのに、おじいちゃんはもういない。 おじいちゃんの不在を認めることがなかなかできない子どもが、おじいちゃんとの思い出をめぐりながら、「死」を受け入れていく姿を描きます。 2011年におきた東北大震災のときから、、梅田俊作、佳子コンビの渾身の作品。
『しらんぷり』『おやつがほーいどっさりほーい』など、梅田さんご夫婦の作品は、他にも読んでいます。
こちらは優しく、ほのぼのとした雰囲気の絵でした。
「おじいちゃんの部屋はそのままなのに、おじいちゃんはもういない」
という男の子のセリフからお話が始まります。
ぼくは犬のタロと散歩に出かけ、至るところで、おじいちゃんとの思い出を見つけます。
イチョウの葉が舞うシーンはとても美しかったです。
ちょっぴり切なく、でもとても温かいお話でした。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
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