巻頭でも特集する異例づくめだった天候をはじめとして、大阪北部地震、西日本豪雨、北海道地震など、大規模な自然災害が目立った2018年。一方で、大坂なおみ選手のツアー初優勝や全米オープン優勝、是枝裕和監督のパルムドール受賞など、明るいニュースもありました。
世界では、初の米朝首脳会談、トルコの通貨急落、アメリカ中間選挙など、日本にも大きく関わるできごとがあり、国内だけではなく世界に目を向ける重要性を再認識する年になりました。
本書は、2018年1月から12月に起きたニュースのうち、代表的なものを88取り上げ、写真と図版も使ってわかりやすく紹介した本です。時事問題特有のむずかしい言葉も、用語解説でわかりやすく解説しており、ニュースの理解を助けます。
監修は本シリーズでもおなじみとなり、多方面のメディアで活躍する池上彰氏がつとめます。
★巻頭特集の見出し★
【異例づくめだった天候と地球温暖化】
@ 記録的な寒波
A 「平成30年7月豪雨」
B ハザードマップの効果は?
C 「猛暑」をこえる「酷暑」
D めずらしい「逆走台風」
E 「極端現象」と「地球温暖化」
F 進みつづける地球温暖化
G 地球温暖化とプラスチックごみ問題
★監修者紹介★
池上彰(いけがみ・あきら)
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年、NHKに記者として入局。1994年から「週刊こどもニュース」キャスター。2005年3月NHK退社後、ジャーナリストとして活躍。名城大学教授、東京工業大学特命教授。著書に『ニュースの現場で考える』(岩崎書店)、『そうだったのか! 現代史』(集英社)、『伝える力』(PHP研究所)ほか多数。
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