大きな森の中に住んでいるゴリラ、モジャキ。
このモジャキの楽しみというのが・・・
こっそり、はなくそを食べること!
ところがある晩、その姿をフクロウのロニンに見られてしまった。
「毎晩、何をそんなにうまそうに食べておるんじゃ?」
モジャキの口からとっさに出た言葉は、
「あたまのよくなるくすりだよ」
さあ、大変。
この話は森じゅうに広がって、そのくすりを欲しいという動物たちがどんどんやってきた!
モジャキは忙しくなるし、うそはついているし、でも本当のことは言えないし、とうとう・・・。
ゴリラのモジャキとはなくそをめぐる物語。
一体どうなってしまうのでしょう。
話が大きくなればなるほど、深刻になればなるほど、笑っちゃうのは「はなくそ」パワーのすごさ。
だって、みんながはなくそに右往左往されているんですよ。その姿がおもしろい。
モジャキの表情も、みんなのポカンとした表情もやっぱりおもしろい。
この絵本を作ったのは、全国のコンサートや講習会で大活躍しているスーパーデュオ「ケロポンズ」のポンちゃん。
「はなくそに関するエピソードはみんなあるはず。ちなみにわたしは食べたことありまーす!」っていう自信の体験により生まれたのが、このポンちゃんの絵本デビュー作だとか。
ポンちゃんとはなくそ、恐るべし!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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