わすれさられたものに,役割をあたえてくれるおばあさん・しらぎくさんの魔法。『天使のかいかた』の作者がおくる初めての童話。
さわことせいやは引っ越してきた日に、しらぎくさんという不思議なおばあさんと出会います。
おばあさんという存在自体が長年の経験からちょっと先を見越したり、必要な時に必要な手助けができたり、ゆったりした時間に住んでいたりと。
物語になりやすいこともありますね。
子どもの成長の一端には誰かしらのそうした小さな手が関わっているものですが、その手の存在はあまり明らかさにもされないし、普段は見過ごされているものなのかもしれません。
一人読みなら中学年以上でしょうか。
息子は「もう終わっちゃったの」と残念そうでした。
こんなおばあさんがいてほしいなあ、会ってほしいなあと思いました。
ストーリーも読後感もよかったです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
|