古代中国の王始皇帝の命をうけ一人の男が不老不死の薬を探して旅に出た。その名は徐福,目ざすは東方の島日本。はたして薬は?
「まんが世界なぞのなぞ」シリーズの8巻です。
秦の始皇帝の時代、徐福という人が、不老不死の薬を取ってくると約束し、たくさんの資金を得て旅に出ますが、戻ってくることはありませんでした。
その徐福がたどりついたのは日本だったのではないかと言われています。
なぜなら日本各地には、徐福の言い伝えが至るところにあるのです。
主人公はさらに、
徐福がたどり着いたのは佐賀県の吉野ケ里だったのではないかと推測します。
吉野ヶ里遺跡は、日本で最大規模の弥生時代の遺跡です。
また、日本人は、縄文人と弥生人で明らかに遺伝子が違いますが、
弥生人はこうして大陸から来たのではないかと推測します。
まだまだ推測の域をでませんが、
歴史というのはそういうものではないでしょうか。
学習漫画を読んでいると、
多くの学者によってほぼ認められていることだけが登場し、
それが歴史となります。
でも本当はわからないことがたくさんあり、
今でも多くの学者たちが研究を続けています。
この本は、研究の過程であり、
まさに歴史のロマンを感じる1冊です。
ちょっと大げさに言えば、
ミステリー小説のように引き込まれました。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子9歳)
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