今日のおやつはドーナッツ。
美味しい美味しいドーナッツ!
そんな時、思わず言ってしまう言葉といえば・・・
「ほっぺが おちる〜」ですよね。
でも、落ちたほっぺは一体どこに行くのでしょう。
考えたこともなかった!!
この絵本では、「落ちたほっぺ」の行方を教えてくれるんですよ。
実はね。
落ちたほっぺは「ほっぺおばけ」が食べるのです。
ほっぺが落ちた瞬間に、シュッと素早くとりにきて、鳥よりも飛行機よりも速く飛んでいくのです。
特に小さな子どものほっぺは大好物。ふわふわでもちもち、なんですって。
だから美味しいお昼ごはんの出る保育園や幼稚園には、ほっぺおばけがたくさん住んでいるのです。
ケイコさんがとびきり美味しいかぼちゃグラタンを作っちゃった日には、ほっぺも大収穫で大忙し!
たくさんとれたほっぺはどうするのでしょう。なにやら仕事を始めるみたいですよ。
それはね・・・。
みんなの美味しい顔からほっぺが落ちる瞬間。これが想像しているよりもすごく可愛いのです!
ポトリポトリおちたほっぺを、シュッシュッと持っていくほっぺおばけもチャーミング。
発想がユニークなこのお話、子どものつぶやきから生まれたのだそう。
楽しくて幸せな気持ちになれる絵本です。
ところで、ほっぺおばけのほっぺが落ちたらどうなると思いますか・・・?
ちょっと想像してみてから読んでみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
続きを読む