みなさんの家では、冬支度はされましたか? 一年ぶりに冬物を出したり忙しい季節。そんな冬支度をテーマに、こんなすてきな絵本ができました。
まあちゃんは、お母さんの冬支度のお手伝いをした後、落ち葉とどんぐりいっぱいの森に出かけました。ある大きな木の幹に穴をみつけて、そこを「ひみつのばしょ」にしようと決めたまあちゃん。拾ったどんぐりを隠しておくと…
なんと、翌日には穴は空っぽ。いったい誰が持っていったの?
その正体は、かわいいりす!
りすは冬支度の真っ最中なのでした。まあちゃんはお手伝いをしたくて、毎日どんぐりを拾っては穴に入れてあげました。
すると、ある日、その穴に「こんや むかえにいくよ」と書かれた葉っぱのお手紙が。
その夜、まあちゃんを迎えに来たのは…。
かとうまふみさんによる、秋から冬への季節の節目を描いたファンタジー絵本です。イラストも美しく暖かい色合いで魅力的です。まあちゃんの不思議な一夜をとおして、森の動物から樹木までみんな冬支度をしていることが、あたたかくじんわり伝わってきます。
森のあちこちで眠る動物たちのかわいい姿にご注目を!くま、かえる、へび…子どもたちの大好きな動物を見つけっこしたり、読みながらいっぱいおしゃべりできそうですね。おうちで冬支度する季節、ぜひお子様とたっぷりお楽しみください。
(編集者・ライター)
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