テントウムシ?ダンゴムシ?カエル? まるから、目が出て、足が出て…いろいろな生き物に変身! ひとつの「まる」の形が変化して、子どもたちに身近な生き物に。想像が広がる絵本です。
自然を切り取った写真が印象的な今森光彦さんは、
実は切り絵の名手でもあるのですね。
もちろん、そんな今森さんが作りだす切り絵は、生き物の世界!
シンプルに、丸から、いろいろな生き物が造形されます。
切り出すだけでなく、手足などが出てくるのもドラマチックで鮮やかです。
正確には、それも、大きな紙から切り出されたものですが。
生き物は、テントウムシやダンゴムシ、カエルなど、
子どもたちにも馴染みのあるものが多く、テンションが上がります。
やはり最後の方の赤い生きものは一番ダイナミック。
クイズ風な展開も面白いです。
余韻の残る最後の丸は、裏表紙に正解が。
これもまた、シンプルながら、お見事です。
小さい子から小学生くらいまで楽しめそうです。 (レイラさん 50代・ママ )
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