そうたの家に、じいちゃんがやってきてひと月。
おっかなくてあまり笑わず、ほとんどしゃべらないじいちゃんを、
家族は心配しています。
そんなじいちゃんの元に届いた一通の手紙。
差出人は「ネコジャラシはらっぱの モグラより」
そう書いてあって…。
モグラからの手紙が気になって仕方ないそうたと、
気難しく見えるじいちゃんの関係を軸に、
人と人とのつながりを優しく描く物語。
【作者あとがきより】
いままでいっしょにくらすことのなかった人がやってくる。
……人がやってくることは、どんなことよりもすてきなことだとおもいます。
なにか新しいはじまりが、そこにはいつもあるのですから。
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