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これも、「日本民話絵本」シリーズです。やはり、イラストは梶山俊夫さんです。
いたずら好きで、いろいろなものに化けては人間を脅かしているきつねをこらしめる為に、おぼうさんがそのきつねの「化けずきん」を上手いこといって取り上げてしまうお話です。
このお話のすごい所は、してやられたことに気付いたきつねが、仕返しをする出なく、それとなくなく反省して、取り替えっこしたお坊さんのずきんを返しにいく。というところで終わっていることです!
普通の昔話で行くと、やられたことに腹を立てたきつねが、またお坊さんに仕返しにいって、もう一度コテンパンにやられて村を去る。とか、仕返しされたお坊さんがケガをして、村人にきつねがやられるとかのパターンだと思うのに、予想外の展開にびっくりしました。
こういう優しい結末の昔話もあるんですね。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子5歳)
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