ある日、りすは、たまごをひろい、ひながうまれます。そして、りすは大切にひなを育て、ひなは、りすを本当の母親だと思いこむのですが…。切なく、やさしい紙芝居。
7歳の息子、3歳の娘と読みました。
ある日りすが鳥のたまごを拾い、
大切に暖めてたまごを孵し、
自分の子供として育てるお話です。
おおきくなったひなは、
りすを自分のお母さんだと信じます。
それでもある日、森の仲間から、
君はたまごから生まれたんだと言われてしまいます。
そんなの、うそだい。
自分の本当のお母さんはリスだと信じるひなのまっすぐな気持ち、
とっても心に染み入ります。
そして、ある日、ひなはリスと自分の体の違いに気付き、
巣立ってしまいます。
ひながいなくなってしまったことを知ったリス。
泣きながら、ひなを待ち続けるリス。
ものすごく切ないお話で、
なんとも言えないものがなしい気持ちになります。
拾ったたまごを自分の子供として育てるリスの愛情、
リスをお母さんと信じるひなの愛情の美しさが、
挿絵にもとってもよく現れている作品だと思います。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)
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