お誕生日は、特別な日。
プレゼントをたくさんもらって、美味しいケーキを食べて、一年に一度の自分が生まれたことをみんながお祝いしてくれる日。
この絵本の主人公ヒメコひめも、もちろん自分のお誕生日が楽しみでしかたありません。
3日前からもう待ち遠しくて、そのことばかり考えてしまいます。
なぜかって、大臣やコック、侍女や家来にパパ王様みんなが、ヒメコひめのプレゼントを用意してくれているのです。ところが、ヒメコひめは、「ピンクのくじゃく」や「ピンクのお料理」「ピンクのお池」などなど自分の大好きなピンク色のものがいい!と言い張りママにしかられてしまいます。
ヒメコひめはショボンとしたまま迎えた当日。
せっかくのお誕生日なのに、誰もお城にいません。ごちそうもプレゼントもなにも用意されていません。わがままを言ったからでしょうか。お誕生日にひとりぼっちなんて、ヒメコひめから涙がポロリ。ああ、ヒメコひめの特別なお誕生日はどうなっちゃうのでしょう?
自分の気持ちに素直で、チャーミングなヒメコひめと一緒にドキドキワクワクのお誕生日を感じてください。最後のママの言葉は、ヒメコひめにしっかりと届いたみたいです。読んだあとは、誰かのお誕生日を祝ってあげたくなります。
あふれる女の子カラー全開のラブリーな絵本!
そでに「ハッピーバスデー!○○ちゃん ○○より」と名前を書くことができるので、ピンクが大好きな女の子への贈り物にもピッタリです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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