あるところに、ものすごく長い「ちょんまげ」の殿さまとものすごく長い「おひげ」をはやした王さまがいました。
ふたりともお互いの存在を知ることなく、「ほっほっほっ。」「ふぁ ふぉ ふぉっ。」とそれぞれ自分の「ちょんまげ」と「おひげ」が一番だと自慢していたのですが、それが一転する事件が起きるのです!
何が起きたかって?
ふたりが住んでいるそれぞれのお城のちょうど真ん中あたりに、いきつけの「とこやのトレンディ」があるのです。とうとう、その二人が床屋ではちあわせしたもんだから、さぁ大変!
世にも奇妙な東洋meets西洋、ちょんまげvsおひげの自慢バトルが炸裂します。負けず嫌いの殿さまと王さまが張り合うそれぞれの「ちょんまげ」「おひげ」自慢がおバカで、キュートで面白いのです。過激さを増すバトルは、最後にありえないことまで自慢しだして、気づくとふたりの自慢の「ちょんまげ」と「おひげ」がえらいことになっちゃいます。笑いがとまらない、ユーモラスな設定の絵本でいつも驚かせてくれる「いちごパフェエレベーター」「ハンバーガーバス」の石崎なおこさん。今回もこんな対決、どうやって思いついたのでしょう!楽しくなっちゃいます。
白熱の対決バトルシーンは、読み聞かせで盛り上がりそうですね。
子どもたちの反応が楽しみです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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