「こぶたちゃんしかけえほん」」シリーズに、緑のあざやかなピクニックの絵本ができました。
きょうはまちにまったピクニックの日。
こぶたちゃんは、朝からおかあさんが作ってくれたサンドイッチと、特製レモネードをもってうれしそう。
「こ・ぶ・た・ちゃーん!」
穴あきしかけの窓から、なかよしのお友だちが顔をのぞかせ、誘いに来ましたよ。
ページをめくれば、こんどは窓の中にこぶたちゃん。
外にはおともだちのくまくん、うさぎさんたち。
みんなバスケットを下げたりリュックを背負ったり、水筒を斜めにかけて楽しそう。
あれ? まだピクニックははじまったばかりなのに、くまくんたら水筒のお茶を全部飲んじゃって…、大丈夫?
恒例の横に長くのびるしかけページは、森に広がる緑の草かげをさわやかに想像させてくれます。
小川のせせらぎの音が聞こえる森の中。
のどが乾いたくまくんに共感しちゃいます。
切り株の上にテーブルクロスを敷き、食べ物を並べてピクニック。
こぶたちゃんがおかあさんにお願いして作ってもらった特製レモネードのおいしそうなこと!
たちもとみちこさんの緑豊かで愛らしい絵がたっぷり楽しめます。
なかよしのお友だちと、お弁当をもってピクニックに出かけたくなる絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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