りすのきょうだい、お兄ちゃんのリーと弟のスーのおはなし絵本。
拾ったドングリを埋めて、お腹がぺこぺこのときに食べようと思っていたら、埋めた場所がわからなくなったリーとスー。
弟のスーは「わーーん!」と泣き出しちゃった。
「さがせばきっと見つかるさ!」となぐさめて、いっしょうけんめい探すリー。
すると……何か変なものを見つけましたよ。
骨!?(何の骨だか、絵本を見てのお楽しみ!)
椅子、ミニカー、鍋、毛糸、フォーク、はさみ、スリッパ……。
探しに探して、とうとう……。
えっ? 地面から何かが吹き出したーー!
なかなかドングリを見つけられないきょうだいをほほえましく思いながらページをめくっていると、最後はびっくり。
なんとも気持ちの良いオチで終わるのです(うらやましくなっちゃう!)。
ドングリが見つかったのかも気になりますよね。
ぜひ絵本で確かめてくださいね。
コンドウアキさんは「リラックマ」のキャラクターの生みの親として知られ、『うさぎのモフィ』(主婦と生活社)、『おふとんさん』(小学館)など数々の制作を手がける作家さん。
リーとスーも、まるいフォルム、レモンイエローの濃淡で描き分けられた2匹の愛らしさに、心をくすぐられますよ。
淡くカラフルな色彩や、少し小さめの本のサイズにも、何だかほっとする、かわいい絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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