「さあ、おきる じかん!
きょうは なにを しようかな。」
こんな風に始まる日は楽しいに決まってる。
だって、なんだって自由に選べるんだから。
まずは着る服を選ばなきゃ。
セーター、ドレス、きもの、オーバーオール、水着、しましまタイツ、パジャマ(!?)、それとも…羽根?
髪型はどうする?
おかっぱ、みつあみ、まじめ風、ハードモヒカン、それとも…伸ばしっぱなし?
準備が整ったら、今度は朝ごはん。
朝ごはんだって自由だよ。何をたべようかな。
ああ、楽しい。
さて、これからどこに行こう? どうやって行こう?
どんな一日にしよう!
朝の目覚めから、夜眠りにつくまで。
自分で選んで、考えて、好きなように過ごす一日。
毎日おとずれる、わたしの新しい一日が、
こんなにも色んな可能性を秘めているなんて。
絵本の中には、たくさんの選択肢が、素敵な絵と言葉で散りばめられていて、子どもたちの想像する世界をどんどん広げてくれます。カナダ在住の注目の絵本作家ジュリー・モースタッドが、子どもたちの探求心もオシャレ心も突いてくれます。だから、着た事のない服にだって、やったことのない遊びにだって挑戦できちゃうのです。みんながみんな、自分だけの違う一日を過ごせるのです。
「今日が終われば…また明日!」
明日が待ち遠しい、そんな気持ちの子どもたちが増えますように。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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