内田先生は画家の創作魂をくすぐる作家さん。 内田先生の作を読むと画家はその体全体を支配している「絵描きの虫」がむずむずしてきて、 自分の世界を表現したくなるといいます。 絵本の絵というのは、お話に合った絵を挿し絵のようにつけるのとは違います。 お話の世界を2倍にも3倍にも広げる力が必要になってきます。 今回はまさにその力が遺憾なく発揮されています。齊藤先生は、読者にこびず、子供を軽く扱うことなく、 誠心誠意をこめってどのページも丁寧に描いておられます。子どもたちの感受性を刺激する絵本です。
むしがいっぱいでてきます。
でも子どもたちの人気者のカブトムシやクワガタ、かわいいてんとう虫なんかはでてきません。
はらのむし、にがむし、ちゃわんむし。。。?
いばりんぼうのむしの学者のとこにくるのは変なむしばかり。
ちょっと奇妙な虫の絵はまるで妖怪のようです。
言葉もテンポよく、楽しく読みました。 (おうさまさん 40代・ママ 男の子4歳)
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