「ハシビロコウ」という鳥を知っていますか?
足から頭頂までが110センチメートル以上もある大型の鳥で、じっと立っている姿が特徴的。
ゆーったり動くのですが、なかなか動くところを見られないので「動かない鳥」として知られます。
そんなハシビロコウの絵本が誕生しました!
主人公の名は「はっちゃん」。
「この がんこな おじさんみたいな ハシビロコウが はっちゃんさ!」
最初の見開きで、正面から見たはっちゃんのドアップが描かれます。
大きすぎるくちばし。なんだかじーっとにらんでるみたいな目。
すごい迫力!
こんな鳥、見たことありません。
でも実ははっちゃん、アフリカのサバンナでは、みんなにばかにされているって言うんです。
「はっちゃんって なまけものだよなあ〜」って。
キリンやシマウマやゾウたちが言うんですって。
なぜなら、はっちゃんは何時間もじーっとしてるから。
でもある日、はらぺこのライオンがサバンナにやってきて……。
はっちゃんはどうする!?
いくらはっちゃんでも、じっとしていたらライオンに食べられちゃう……と思ったら大間違い。
はっちゃんはとんでもないパワーを秘めている鳥だったんですね。
大きなくちばしは、だてじゃなかった!
はっちゃんとはらぺこのライオンにどんなことが起きるのか、豪快な絵をお楽しみに。
最近では日本でもハシビロコウに会える場所が増えてきました。
カバー折り返しにはちょっとしたハシビロコウ情報も掲載されています。
興味をもったお子さんに読んであげてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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