どんぐり大好きりすくんが、どんぐりを探しにいきます。 まずは、丘の上へ……。 あれ、3個しかない。
次は森へ……ここは1個。次の池には、1個もない! 今日はお友だちを招いて「どんぐりパーティー」をするのに……。
悲しんでいるりすくんのところにお友だちがやってきて……。
どうしてどんぐりがなかったのか?その理由は読んでからのお楽しみ。
悲しい顔、困った顔、うれしい顔、満足げな顔……動物たちの表情がとても素晴らしく、感情が伝わってきます。
そして、この絵本の魅力はもうひとつ。 「とっとこ とっとこ」「うんたか うんたか」「ずんずく ずんずく」 りすくんが走る様子が、様々な擬態語を使って表現されています。 それぞれの擬態語が、りすくんの表情や走り方と組み合わさり、りすくんの気持ちや状況のニュアンスまで伝わってくるのです。
日本語はほかの言語に比べてもオノマトペ(擬態語・擬音語)がとても豊か。 日本語を母語として育つことの素晴らしさを、ぜひこの絵本と一緒に体感してみてくださいね。
(洪愛舜 編集者・ライター)
りすくんが丘の上へと、とっとことっとこ。 「どんぐりどんぐりおいしいどんぐり」でも…。 そこには、どんぐりが3個しかなかったよ。森では1個だけ。 どうしよう…。 友だちの輪が広がる心あたたまるお話です。
シリーズで読んでいます。
4歳息子と、どんぐりないねー、りすさん困ってるねーなどと話しながら読みました。どんぐりパーティをするのにどんぐりがないなんて、と思っていたら一緒にパーティをするお友達が集めてしまっていた、というわけでした。どんぐり、おいしいのかな? (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子6歳、男の子4歳、女の子1歳)
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