どこじゃ? どこじゃ? にんじゃは どこじゃ?
静かだったお城が上へ下への大騒ぎ。家来たちが必死になって探しているのは、殿様の大事なものを盗み出した「にんじゃ」です。この忍者の身の軽いことといったら。
瓦屋根を、まきびし撒きながら走り抜け。 隠れ蓑で身を隠し、思いもよらぬ方法で場所を移動。 さらには池の底でじっとして、もう見つからないと思ったその時!?
危機を華麗に切り抜ける忍者の姿にうっとりしながらも、どこかでみんなが気になっているのは盗み出したお宝のこと。だって、それは殿様がみんなに秘密にしていた「ちょんまげ」なのです。いったいそこにはどんな謎が……?
読んで、探して、笑って。息つく間もない、忍者絵本。子どもたちがきっと喜ぶこの絵本を描いたのは、作品によって変幻自在にタッチが変わる、忍者のごとき絵本作家岡本よしろうさんです。見返しには、忍者の道具やお宝の秘密も。さあ、はりきって読んであげてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
うたたねしていた とのさまの ひみつの ちょんまげが ぬすまれた!これは たいへん いちだいじ!宝を盗み出した忍者とお殿様の追いかけっこを、テンポよい言葉と展開で描く、新年初笑いにぴったりの忍者絵本。
最近、忍者に関心が向いている5歳児にと
思って読んだのですが、
案の定、気に入ったようで、
次の日に一人でも頑張って、
一文字ずつゆっくりと読んでいました。
忍者の技(何度も見返しで名前をチェック)や
忍者を探す遊びもあり、
お話だけでなく、
楽しむ工夫がいっぱいあり、
夢中になって読んでいました。
どこじゃ? どこじゃ?
にんじゃは どこじゃ?
の繰り返しが読んでいても気持ちよくて、
ノリノリになって楽しく読むことができました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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