森で道に迷った女の子は、森の奥深くに住む大きなくまにとらわれてしまいましたが、智恵を働かせて無事に家にもどってきます。力強いデッサンと重厚な色彩の美しい絵本です。
アニメで「マーシャとくま」が放映されていることもあり、久しぶりに読んでみました。主人公の聡明さに脱帽します。内田先生は「おおきなかぶ」「てぶくろ」など誰もが知っている数多くの名作を翻訳されており、読むと、とても懐かしい感じがします。絵が少ないので、ページ数が少なく、読み聞かせの際にページをめくる手間が省けるのはいいですが、幼児や低学年だと、絵が少ない分途中でちょっと飽きちゃうかもしれません。中・高学年などに読み聞かせしてあげて、ぜひ想像力を育ませてあげたい一冊です。 (副部長林檎さん 40代・ママ 女の子9歳)
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