幻想的な美しさにあふれる鶴女房のお話の決定版。若者と鶴との哀しい物語が、数ある再話を凌駕する洗練された文章と目もあやな画面ですばらしい絵本になりました。
「つるにょうぼう」や「つるの恩返し」は、何度読んでも切ないです。
一羽の鶴が、血にまみれ、自分の羽をくちばしで引きぬいては、
機にかけている姿は、やっぱりみたくなかったと思いました。
よ平が、その場に倒れ、それっきり気を失ってしまいました。
つるにょうぼうは、よ平の優しい心が慕わしくいつまでも傍にいた
かったと思いました。よ平は、死ぬまで後悔して暮らすとは思い
ますが、約束を破ったんだから仕方ないと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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