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いなかねずみのチミ−は、ある日馬車といっしょに町に着き、町ねずみのジョニーたちと仲良くなります。町のくらしになじめず、食べ物もあわずにやせてしまって、いなかに帰ったチミ−を訪ねて、こんどはジョニーがいなかにやってきます。でもすぐに町に帰ったジョニー。すきな場所はひとそれぞれです。ちなみに作者のポターは断然いなかのほうがすきでした。
絵本にしては長編ですが、ビアトリクス・ポターの良さがよく出ている絵本だと思います。 絵がリアルなので、イギリスの町の様子と田舎の様子がよく分かります。 ねずみの視点で見ているのも面白いです。
それから、絵本にしては珍しく、最後に作者の意見が書かれています(私は都会よりも静かな田舎のほうが好きです、だそうです)。作文じゃないんだから自分の意見を最後に明記するのはどうかとは思いましたが、まぁ、イギリスの田園風景の魅力を見事に描いたことに免じて許しましょう(笑)。 (ケンとハンさん 30代・ママ 男の子1歳)
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