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おばあさんが大きなケーキを焼きました。「半分残しておいてね」というおばあさんの言葉通り、おじいさんは半分だけケーキを食べます。そこにやってきたイヌは、「おばあさんのだから半分残しておけよ」というおじいさんの言葉通り、そのまた半分を食べます。次々に現れる動物たちが、それぞれ半分残しながらケーキを食べてしまいます。どんどんどんどん小さくなっていくケーキ……。果たして最後にはどうなってしまうのでしょう。
南伸坊さんのほんわかと気持ちがほぐれるようなイラストが大好きです。残しておいてねと言われたケーキの半分。「ぱくぱくはんぶん」のフレーズが続き、様々な動物たちが「はんぶんだけ」食べていきます。どんどん小さくなっていくケーキですが、最後に優しいラストが待っています。
ユーモアたっぷりで心があたたかくなる一冊です。 (ouchijikanさん 40代・ママ 女の子9歳)
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