ここに登場するのは江戸の長屋のごくふつうの人々。
庶民のくらしを「江戸売り声」という切り口で総ざらいしたユニークな図鑑シリーズの登場です。
商店街やスーパーに出かけたり、インターネットで注文したり。現代は「買いたい人が、商品を探して買う」時代です。ところが、江戸の町ではまったく逆でした。「売りたい人が、お客さんを探して売る」時代だったのです。
黙っていては商売が始まりません。町のあちらこちらを移動しながら、声高らかによびかけて、お客さんを探すのです。江戸売り声は、そんな商売の形から生まれました。江戸売り声を手がかりに、江戸のくらしを実感してください。
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