大きなおさらに山盛りのカレーライスをつくった、くまのくまおさん。
うーん、おいしそうな におい!
「いただきまーす!」と食べようとしたとき、3びきのねずみ、ちゅーたくんたちがおさらを持ってやってきました。
「くまおさんの カレーライス、すごーく おいしそう!ちょっとだけ わけてくださーい!」くまおさんは、ちゅーたくんたちにカレーライスをわけてあげます。小さなおさらに小さなカレーライスが3つ。くまおさんのカレーは、ちょっぴり小さくなりました。
またお客さんです。やって来たのは、うさみちゃんとぶたおくん。
「わけてくださーい!」の言葉に、くまおさんはまた気前よくカレーを分けてあげます。カレーライスは半分に・・・。
ページには穴あきのしかけがあって、ページをめくると、穴の部分にカレーライスが現れます。
カレーとライスの配分もばっちり、なんとも美味しそうなカレーです。
お客さんたちに分けてあげるうち、くまおさんのカレーはすっかり小さくなって、うーん、これじゃ、たりないなあ。けれども、そんなくまおさんに、素敵なサプライズが待っています。
最後のしかけで現れるスペシャルなカレーは、見てのお楽しみ!
おさらの上にたっぷり盛られたカレーライス、理屈抜きで幸せな光景ですよね。たまねぎに、にんじん、じゃがいも、はちみつ。みんなの好きなものがいっぱい入ったカレー。みんなで食べる味は格別!
カレーが大好きな子に読んであげたい、小さい子から楽しめるしかけ絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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