「ひとりだったら、けん・ひろし・くみ。3人集まれば、わんぱくだん。」
こんな素敵なフレーズですっかりおなじみ、「わんぱくだん」シリーズ。3人が集まると、なぜかいつも不思議なことが起こるのです。
ほら、今日だって・・・。
シリーズ21作目のおはなしのはじまりは、花盛りの「かしのきこうえん」。
今日も元気いっぱいの3人は、遊んでいるうちにおなかがすいてきました。
♪ぺこぺこだ〜 ぺこぺこだ〜
どっかに おやつは ないだろか?
おなかが へって ふらふらだ〜
こんな歌を歌っていると、
おやおや、公園で寝ていた黒猫のしっぽが怪しく光って、
なんとそこに、おかしやさんが建っているではありませんか!
ドアには「おかしなおかしや」と書いてあります。
黒猫について、3人が中に入ると・・・?
今回3人が入り込むのは、甘い香りいっぱいのお菓子の世界!
木や草に咲くいろんな種類のケーキの花、バターとはちみつのとろけるホットケーキのひまわり。
いくら食べてもおなかいっぱいにならないので、思う存分食べられちゃうのです。
これって、くいしんぼうが思い描く「天国」ですよね! うらやましいぞ、わんぱくだん。
日常に戻ってきたあとの、「ゆめをみたのかなあ?」「ゆめなんかじゃないわ、ほら。」といういつものやりとりにも、胸がときめきます。
甘いものに目がない、くいしんぼうさんにぴったりの一冊。
「わんぱくだん」シリーズおなじみの黒猫さんが、小粋なパティシエスタイルで活躍するのも、今回のみどころですよ!
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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