クリスマス・イブの朝。雪がずんずんつもり、ひいらぎ森は雪でまっしろ。
そこへ「あなぐまくーん、とっきゅうびんでーす!」とこまどりの郵便屋さんが手紙を運んできました。
あけてみたあなぐまくんはびっくり!「みんなあつまって! サンタさんがよんでるよ!」
さあ、手紙には何と書いてあったのでしょうか?
1ページ目の赤い封筒をひらくと、2つ折りになったサンタさんからのお手紙が入っています。
一方、雪をかぶった家々の窓や扉をめくると、森のみんなが思い思いに過ごしている様子をのぞくことができます。
次のページで、ポップアップの「サンタさんのおうちへの地図」を開けて、あったかいココアをかばんに詰めたら、みんなでサンタさんのおうちがある「スノーフレーク村」へ出発!
あちこちパタパタめくったり、手紙をあけたりが楽しい、子どもたちが大好きなしかけ絵本。
1つの見開きに何カ所もしかけがあり、幼い子には全部見つけられないくらいです!
大雪で明日のクリスマスの準備ができない、もみのき山のくまさんたちのために、プレゼントを包装したり、リースやお菓子作りをしたり…。クリスマスの準備をサンタさんと森のみんなが手伝います。
翌日のクリスマスの準備をする、森の仲間たちのストーリーを楽しんでくださいね。
きっと子どもたちは、クリスマスの朝を待つわくわくする気持ちを、絵本を通じて何度でも味わえることでしょう。
最後のページの、大きなポップアップをお楽しみに!
クリスマスシーズンにぴったりの絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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