空襲が本土を襲い始めた昭和19年。幼いはこちゃんは、遠い親戚に疎開します。粗末な母屋での母の死。毎年かざるお雛様の官女に、亡き母の姿が重なります。 児童文学作家 日野多香子氏が推薦!
絵がイラストのような雰囲気でありながら
とっても素敵です
でも、おはなしは
はるこおばあちゃんこと
はこちゃんの少女の頃
戦争中の悲しい出来事も
お雛様ではなく
三人官女に似ているお母さんの面影
お母さんとの思い出
なんともせつなくなります
それでも
淡々と語られていて
でも、写真撮影で登場するのは
「孫のおさむさん」とのこと
ということは
戦争後は、はるこおばあさんは
幸せだったのでは・・・と
想像させられます
雛人形とのお別れのことなのですが
後世に残すという意味では
悲しいけど
素敵な決断だったんですね
モノを大切にするという心も
伝わります
ピンクの可愛いお洋服の女の子の登場に
ホッとしました
お雛まつりに
こういう絵本もいかがでしょうか (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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