現代の子どもたちは、受験も恋愛もすべてがマニュアル化され、実体験を通して自分自身で考えることが少なくなってきていると言われています。日本のものづくりのすごさを紹介しながら、自らの頭で考え、工夫することの大切さと、そうすることによってこそ見えてくる働きがいについて、熱く語ります。
第1章 世界が驚く日本のものづくり
1 惑星探査機はやぶさの成功
2 町工場 ――縁の下の力持ち――
3 新幹線も瀬戸大橋も
4 痛くない注射針
5 目の不自由な人でも絵が描ける筆ペンとは
第2章 わたしの修業時代
1 雑用という名の仕事はない
2 おれとお前の髪の毛、どっちが太いか
3 「機械にニンベンをつけろ」とは
4 第二の修業、鉄から学ぶ
第3章 一流のものづくりから学ぶ
1 だれのためのスプーンか
2 あっと驚く缶のふた
3 砲丸の不思議
第4章 働く人の心と暮らし
1 腕さえよければいいのか
2 ロボットにはなるまい
3 楽な仕事と楽しい仕事
第5章 これからの日本を生きる君たちへ
1 働きかたを変える
2 名工たちから学ぶこと
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