昔々、おじいさんとおばあさんのもとに、指にも足らないくらいの小さな男の子が生まれました。 いっすんぼうしと名づけられた男の子は、広く世間を見てみたいと思い、京の都へ旅にでます。
先に松谷みよ子さんの「いっすんぼうし」を読み比べたのですが、その一冊の絵を描かれた太田大八さんが、椿原菜々子さんの文章で違う絵本を出されていることに不思議さを感じて、この絵本を手に取りました。
同じ太田さんの絵でありながら、別の世界の絵本になっています。
鬼の世界の話が長く書かれているのは、違う地方の昔話を題材にしているからでしょうか。
いろんなこだわりがあって、昔話奥行きの深さを感じました。
どの本を選ぶかは好みでしょうが、どの本をとってもラストは同じようです。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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