あたたかな気持ちが伝わる春にぴったりのお話
たっくんが桜の花びらをばけつにあつめているとたぬきがやってきていいました。
「めだかをいれようよ。」<めだかか、いいなあ>と思いながら、たっくんは答えました。
「いらないよ、これは『はるじゃのばけつ』だもの。」
『はるじゃのばけつ』とは家にいる じいじに春を届けるためのばけつなのです。
じゃまばかりするたぬきに腹をたてたたっくんでしたが…。
いたずらっぽいけれどどこか憎めないたぬきと、おじいちゃん思いのたっくんとのやりとりが
心に残る、読後感のさわやかな絵本です。
好評「だめだめすいか」に続くたぬきとたっくんの物語、第2弾です。
続きを読む