ある小さな星に、空をみるのが好きなくまがいた。夜空にみつけた青い星。「あの星にもだれかいて、こっちをみているのかな」。虹をくぐり、森を抜け、線をひき続けるくまの物語。
「三鷹市、星と森と絵本の家 公募展優秀作品」 だそうです。
たぶん作者の絵本第1作ではないでしょうか?
個展を開いているようなので、絵本作家というよりは、アーティストでいらっしゃると思います。
なので、絵本を開いて最初のページに青く澄み切った優しい青空の下でポツンと一人たたずんでいる「くま」はものすごく印象的で愛おしいです。
ただ、内容全体は哲学的になりすぎているので、文字は少ないですが、あまり小さなお子さんには難しすぎてお勧めできません。
この本は読み聞かせに使うより、こんな本もあるよと、絵の好きなお子さんにブックトークでお伝えるのが一番よさそうです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子15歳)
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